- 技術情報
- #食品
- #研究
「日本食品科学工学会」における口頭発表のご案内
2023年8月24日(木)から開催される「日本食品科学工学会 第70回記念大会」にて、2題の口頭発表を行います。
学会名称 :日本食品科学工学会 第70回記念大会
会 期 :2023年8月24日(木)~8月26日(土)
会 場 :京都女子大学(京都府京都市)
演 題 ①:2E4p11「クライオSEM観察によるホイップクリームの保水性に関する構造的要因の検証」
日 時 :2023年8月25日(金) 17:45~18:00
セッション:畜産物・乳製品(E4会場)
概 要 :
ポリグリセリン脂肪酸エステルは、ホイップクリームの乳化剤として使用することで乳化安定性やホイップ性、ホイップ後の安定性など様々な性能を向上させる効果があります。当社ラインナップの一つであるSYグリスター TS-3S(テトラグリセリントリステアリン酸エステル)は、ホイップクリームの保水性を向上させる効果(離水抑制効果)を持ちます。
当社では、このような製品の機能を解明するためクライオ走査型電子顕微鏡(クライオSEM)を用いたホイップクリームの構造観察に取り組んでおります。
本学会では、ホイップクリームの構造観察による保水機構の検証とTS-3Sの保水性向上効果について発表します。
演 題 ②:2C20p11「冷凍ニンジンの食感に与える、グリセリンと塩類の併用効果」
日 時 :2023年8月25日(金) 17:45~18:00
セッション:食品物性(C20会場)
概 要 :
グリセリンには水分活性低下効果や保水効果があり、食品を含む多様な用途に使用されています。当社では、グリセリンの新たな機能開発に取り組んでおり、冷凍ニンジンを対象にグリセリンの研究を進めています。
本学会では、ブランチング工程におけるグリセリンと無機塩類の組み合わせによる、冷凍ニンジンの硬さとドリップへの影響について発表します。
関連リンク
(研究所 食材グループ)